リーダーシップ力
管総理の国民に対する説明に、どれだけ共感を得た人がいただろうか?
まさに彼の行動は、原稿読みそのものだと思う。今までの下を向いての読みから、最近は左右を向いての読みに変わったが、原稿読みは明らかである。このような単なる原稿読みが国民から共感を得られるはずはない。内容も自分の考えではなく、おそらく役人が作成したものに違いない。
どのような組織であれ、トップの考えや行動は人々の日常に大きく影響する。心に響かない単なる形式的なメッセージなど、人々に伝わるはずはない。それに言い間違いや原稿の読み飛ばしなどがあるそうだから、国民が聞く耳を持たなくなるのは当然ではないか。
また新型コロナが全国に蔓延し、今まで経験したことがない医療施設や従事者がひっ迫している時期に、なんと日本料理屋で与党の幹事長会談が行われたという。まさに緊急事態宣言を発令し、国民に大きな負担を強いながらのこの行動は、あまりにも国民をなめているそのものだ。これはまさに、組織のトップが筋の通った強力な信念がないからだと思われる。今の総理は、野球でいえば「中継ぎ」としか思えない。いや中継ぎ以下かもしれない。事態が深刻化している現状を思えば。
ISOでもリーダーシップの重要さが随所に埋め込まれている。もうすぐ100万人の感染者と、2万人を超える死者が予測される前代未聞のバンデミックに、今こそ真のリーダーが必要なのだ。