日米地位協定!
今沖縄県で新型コロナの拡大が急激に進んでいる。最新のオミクロン株の感染力はものすごく、従来株の3~5倍の速度だというからたまらない。沖縄県の人口は、最近増加傾向にあるものの、およそ150万人程度と少なく、この傾向が続けば医療逼迫は目に見えている。
さてこの急拡大の原因は、米国海兵隊によるコロナ株持ち込みとみて間違いない。若い海兵隊は、休日には街中に繰り出すことも少なくなく、また基地の中で働いている日本人スタッフも数千人に上るというから、今後さらに拡大してしまう恐れも十分あり得るだろう。
さて、このような米国による勝手な振る舞いで沖縄の人々が過去にどれだけ被害をこうむり悲しい思いをしてきたかは、日本人なら誰でも知っているはずだ。にもかかわらず、「日米地位協定」なる取り決めにより、いっさい我が国が口出しできないとは、とんでもない協定なのである。戦後75年も経過しているにも関わらず、今でも戦後の状況と何ら変わらない取り決めなど、即刻廃止すべきではないのか?
世界を見渡してもこのような一方的な協定など聞いたことがない。戦後ずっと続いてきた何事も米国の顔色をみながらものごとを進める我が国のやり方には、多くの国民が失望し、「憲法改正」の声が昨今大きくなりつつあるのは当然の成り行きではないか。憲法改正は戦争への糸口だと批判する人も少なくないが、戦勝国から押し付けられた憲法を自国にふさわしい内容に改正するのと、戦争とはまったく別物なのでる。