プーチンの大罪
連日ロシア軍の砲火を逃れるためにウクライナ国民が逃げ惑う姿が放映され、全世界の人々が支援の輪を広げている。現代の世の中にあって、まるで第三次世界大戦を思わせるようなできごとが起ころうとはだれが想像しただろうか?
それにしてもプーチンは、欲しいものを自分の思いのままに手に入れようとする強欲者だというがわかり、全世界の人々を敵に回してしまった。このような人物が国のトップに何十年も居座り続けることができるロシア国そのものはいったいどういう国なのか?
ソ連崩壊前は共産国で、崩壊後の今も北朝鮮とまったく同じ構図だ。一部の権力者が私利私欲に走り、ほとんどの国民が日常行動を監視され、目だった動きがあれば監獄行き。今も戦争反対の正常な国民が、数千人も捕らえられているという。
実はキエフというウクライナの首都は、チェルノブイリ原発事故で注目されたが、もともとはソ連が誕生する大元の都市だったとのこと。古くからの歴史的な建造物がロシア軍の砲火で崩壊寸前のありさまだ。「核弾頭」をちらつかせウクライナに全面降伏を迫るプーチンに対し、ゼレンスキー大統領の国民を守るひたむきな対応は、真のリーダーシップそのものではないか。チェルノブイリや福島の爆発で、全世界の人々が放射能の恐ろしさを知ったはずであり、今後核戦争が起これば、間違いなく世界は破滅するに違いない。