ISOサポート会社を復活!
私は丸15年ほど外資系のISO審査機関を経営してきましたが、このほど撤退しました。
その間いろいろ感じたのは、もともとのISO審査は形式的でしたが、今なおそれにこだわる審査機関がなんと多いかが実感です。
ベストセラー「ISOは経営をダメにする」(幻冬舎)にも書いたように、このマネジメントシステムは「組織の経営のツール」として開発されました。であれば、この審査はこのマネジメントシステムをいかに経営に役立てているかの検証行為が、ISO審査そのものではないでしょうか。
わが審査機関はその観点から審査を行ってきましたので、他の審査機関とはかなり違った審査手法です。私どもの審査は、規格を満たしているものの経営に役立たないとなれば、マネジメントシステムのどこかに不備があると判断します。
例えばISO規格の意図を勘違いしていたり、自組織に見合った仕組みそのものではないことがよく発見されます。その意味では、日常仕組みを運用しながら、ISOの規格の意図は何なのかを常に考える習慣が必要なのです。
そこでこのほど、ISOのマネジメントシステムをどのように組織に生かし発展させるかのサポートをする会社を復活させました。